アスベスト健康被害、賠償金・給付金請求を豊中千里中央の弁護士に相談
豊中市・千里中央でアスベスト被害にお悩みの方へ
大阪府豊中市や近隣エリアでアスベスト被害に関することでお悩みの方は、ベリーベスト法律事務所 豊中千里中央オフィスまでご相談ください。過去にアスベスト(石綿)にさらされる環境で働かれていた方で中皮腫、石綿肺などの疾病を患った方や、ご遺族の方は、国からの賠償金を受け取れる可能性があります。
アスベストは以前、ビルの外壁や天井、電気製品など、私たちの身の回りでよく使用されていた、ありふれた存在でした。一定の年齢以上の方の中には、理科の実験で使用されていた石綿金網を思い出される方もいらっしゃると思います。
アスベストの危険性については、実は古くから指摘されており、昭和50年にはすでに、ビルなどの建築現場におけるアスベストの吹付作業は原則として禁止されています。しかし、それ以降もしばらくの間、建材やブレーキのパーツの材料として使用されました。
アスベストの大きな問題は、繊維が非常に細かく飛散しやすいことです。取り扱う際は、吸入を防ぐために適切な措置をとらなければならなかったのですが、建築や造船などの現場では、その危険性が知らされないままに数多くの方が粉じんに長期間さらされることとなりました。
大阪の泉南地域は、このアスベスト産業が盛んなエリアで、戦前は軍需産業を、そして戦後は自動車や造船などの産業を縁の下の力持ちとして支えてきました。工場の内外が白くなるほどアスベストが飛散する環境で働かれた方の中には健康被害を訴える方もいたのですが、国は適切な対応を怠っていました。
平成18年、この泉南地域のアスベスト被害者が、国を相手取り訴訟を起こしました。日本で初めてとなるアスベスト被害に関わる国賠訴訟は、8年以上の年月を経たのち、最高裁において原告勝訴という結末を迎えました。国がアスベスト被害の防止に関する規制を怠ってきたと認定されたのです。この大阪泉南アスベスト訴訟後、国は一定の要件を満たせば和解に応じ、賠償金を支払っています。
大阪府は、このように長年、アスベスト被害とその問題解決への苦しい道筋を歩んできました。アスベストを原因とする疾病の潜伏期間は、30年とも50年ともいわれており、これもアスベスト問題の解決を難しくしています。過去に建築現場など、アスベストにさらされる環境で働かれていた方、現在、呼吸器関連の疾病を患いながらも、賠償対象外の疾病と診断されてお悩みの方は、ベリーベスト法律事務所 豊中千里中央オフィスまでご相談ください。労働問題の解決実績が豊富な弁護士が丁寧に対応いたします。
和解により支払われる賠償金・給付金の金額
工場型アスベスト健康被害の場合
病態 | 賠償金額 |
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石綿肺 | 病状に応じて550万円〜1,150万円 |
中皮腫・肺がん・著しい呼吸機能障害を伴うびまん性胸膜肥厚 | 1,150万円 |
上記石綿関連疾病による死亡 | 疾病・症状に応じて1,200万円〜1,300万円 |
- ※遅延損害金等が別途支払われる場合があります。
建設型アスベスト健康被害の場合
病態 | 賠償金額 |
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石綿肺 | 症状に応じて550万円~1,150万円 |
中皮腫・肺がん・著しい呼吸機能障害を伴うびまん性胸膜肥厚・良性石綿胸水 | 1,150万円 |
上記石綿関連疾病による死亡 | 疾病・症状に応じて1,200万円~1,300万円 |
- ※肺がんで喫煙歴がある方や一定の短期ばく露の方は給付金が10%減額される場合があります。
- ※症状が進んだ場合、死亡した場合には追加給付金を請求することができます。
国からの賠償金・給付金対象となる要件
工場型アスベスト被害の場合
アスベスト(石綿)工場で働いていた方やそのご遺族(相続人)の方々は、国に対して訴訟を提起し、一定の要件を満たすことが確認された場合には、損害賠償金を受け取ることができます。
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昭和33年5月26日から昭和46年4月28日までの間に、アスベスト(石綿)を取り扱う工場等※において作業に従事されていた方※局所排気装置を設置すべきであった工場等であり、これまでに厚生労働省によって労災認定等された数千もの事業場名が公表されています。詳しくはこちらをご覧ください。
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その結果、中皮腫、肺がん、石綿肺、びまん性胸膜肥厚など石綿による健康被害を被った方※労災保険や石綿健康被害救済法に基づく給付を受けていても、更に賠償を請求できます。
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提訴の時期が損害賠償請求権の期間内であること※期間については当事務所にて確認いたします。
- セメント、コンクリートブロック等の製造工場
- スレートや煙突等の製造工場
- 電気機械の製造工場
- 化学繊維製造機械の製造工場
- 自動車整備会社
- など
お心当たりのある方やご遺族(相続人)の方は、お気軽にお問い合わせください。
大阪泉南アスベスト訴訟とは?
大阪泉南アスベスト訴訟は、大阪府南部・泉南地域のアスベスト(石綿)工場の元労働者やその遺族の方々などが、アスベスト(石綿)による健康被害※に関して損害賠償を求めた裁判です。
そして、平成26年10月9日の最高裁判決において、昭和33年5月26日から昭和46年4月28日までの間、国が規制権限を行使して工場に局所排気装置の設置を義務付けなかったことが違法であると判断されました。
※アスベスト(石綿)は、安価で多様な機能を有していることから、多くの建築物や自動車製品、造船業等において長い間使われてきました。しかし、空気中に浮遊したアスベスト(石綿)を吸い込んでしまうと、肺の中に長期間滞留してしまい、それが様々な疾病を引き起こす原因となります。
どれくらいの量をどのくらいの期間吸い込めば病気を発症するのかは正確には分かっていませんが、数十年してから発症することも一般的です。
国(厚生労働省)は大阪泉南アスベスト訴訟判決を受け、一定の要件を満たせば賠償金の支払いに応じ、対象者の方々への周知に努めるとしています。
厚生労働省から「アスベスト訴訟和解手続きのご案内」が届いている方は、賠償金が支払われる可能性が高いです。まずはご連絡ください。
建設型アスベスト被害の場合
令和3年6月9日、「特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金等の支給に関する法律」が成立し、同月16日に公布されました。
石綿にさらされる建設業務に従事した労働者等が、石綿を吸入することにより発生する疾病にかかり、精神上の苦痛を受けたことについて、最高裁判決等において国の責任が認められたことを踏まえ、給付金の支給について下記の要件が定められました。
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昭和50年10月1日から平成16年9月30日までの間に、一定の屋内作業場で建設業務に従事していた労働者や、一人親方・中小事業主(家族従事者等を含む)またはそのご遺族の方※吹付作業の場合は昭和47年10月1日から昭和50年9月30日まで
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その結果、石綿肺、中皮腫、肺がん、著しい呼吸機能障害を伴うびまん性胸膜肥厚、良性石綿胸水といった石綿関連疾病を発症した方、またはそのご遺族の方
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石綿関連疾病にかかった旨の医師の診断日又は石綿肺に係るじん肺管理区分の決定日(石綿関連疾病により死亡したときは、死亡日)から20年以内に請求すること
大工、内装工、電工、吹付工、左官工、塗装工、タイル工、配管工、ダクト工、空調設備工、鉄骨工、溶接工、ブロック工、保温工、鳶工、墨出し工、型枠大工、解体工、はつり工、築炉工、エレベーター工、サッシ工、シャッター工、電気保安工、現場監督
これまで京都または大阪訴訟で責任が認められた建材メーカー
エーアンドエーマテリアル、神島化学工業、日鉄ケミカル&マテリアル、大建工業、太平洋セメント、ニチアス、日東紡績、バルカー、ノザワ、エム・エム・ケイ
給付金制度は令和4年1月19日に完全施行されることとなりました。
新制度の運用開始に向けた手続きについて弁護士がサポートいたします。まずは、ご相談ください。
また、国だけでなく、建材メーカーからも賠償金を受け取ることができる可能性がありますので、お心当たりのある方やご遺族の方は、お気軽にお問い合わせください。
弁護士費用
ベリーベストは調査の結果、国から一定の支払いが見込めるなどと判断できる事案について、着手金は頂きません※。実際に賠償金、給付金等の支払いがあった場合にのみ、終了時、報酬金を頂きます。
- ※ご相談の内容によって一部有料となる場合がございます。